花粉による肌トラブル「スギ花粉皮膚炎」について

2016年01月26日

2月から春先にかけてまぶたがカサカサしたり、顔や首に赤みやかゆみが出る方はもしかしたら「スギ花粉皮膚炎」かもしれません。花粉症と言えば鼻や目の症状が一般的ですが、スギ花粉が飛散する季節になると顔や首にかゆみのある湿疹の出る方がここ数年増えています。

症  状: 比較的若い女性に多く、顔(特にまぶた)や首などスギ花粉が付着しやすい部位にかゆみ、赤み、むくみやカサカサが見られます。いわゆる花粉症の目や鼻の症状が無い人でも生じることがあります。アトピー性皮膚炎や敏感肌の人になりやすい傾向があります。

原  因: 花粉抗原が直接皮膚に付着することで起こるアレルギー性皮膚疾患の一つであると考えられています。スギだけでなくブタクサなど他の花粉によって生じることもあります。

治  療: 皮膚炎に対して、弱いランクのステロイド軟膏か小児用のプロトピック軟膏を外用します。かゆみが強くこすってしまうような場合は抗アレルギー剤の内服も併用します。通常は1週間以内に軽快します。

予  防: 再度花粉が付着すると繰り返す場合があるため、皮膚に花粉が付かないような対策をすることが必要です。外出から帰ってきたら早めに洗顔しましょう。ゴーグルやマスクも有効です。女性の場合は強い化粧落としによって皮脂が減り、乾燥性敏感肌になっていることがあります。クレンジングはやさしくし、保湿剤等で肌を保護をすると良いでしょう。