紫外線治療(ナローバンドUVB)

ナローバンドUVBは、従来の紫外線治療に比べ治療効果の高い波長のみを使用する光線療法です。乾癬、白斑、アトピー性皮膚炎などに有効な最新の治療法です。

ナローバンドUVBとは?

日本ではまだ治療を受けられる病院が少ない
紫外線療法

ナローバンドUVBは、中波長紫外線の領域に含まれる非常に幅の狭い波長(311±2nm)の紫外線で構成されており、有害な波長を除いた副作用の少ない光線療法です。その効果は高く、海外ではすでに一般的に行われている治療法ですが、日本ではまだ充分に普及している状況とは言い難く、治療を受けられる施設は限られています。


対象疾患
当院では2009年2月よりナローバンドUVB治療器を導入しており、乾癬やアトピー性皮膚炎に対して多数の治療実績があります。外用療法では改善されない治療も、ナローバンドUVBを併用することにより大きな成果を上げられることがわかっています。その他にも下記疾患に対する有効性が報告されています。お悩みの方は

1) 尋常性乾癬 2)アトピー性皮膚炎 3) 尋常性白斑 4) 掌蹠膿疱症 5)類乾癬
などが保険適応であり、また ・ 結節性痒疹 ・ 円形脱毛症 などへの有効性も報告されています。


治療の前に

以下の方は治療を受けられません。

  • 光線過敏症のある方
  • 皮膚悪性腫瘍の合併・既往のある方
  • 免疫抑制剤内服または外用中の方


治療のメリット

患者様にかかる身体的・精神的な負担が少ない

ナローバンドUVB治療は、通常の紫外線治療に比べると照射時間が短く、患者様にかかる身体的・精神的な負担が少なくなります。

外用薬の量を優位に減らすことも可能

治療効果も十分高いので、外用する薬の量を優位に減らすことも可能です。

皮膚が敏感な方でも安心の治療法

かゆみも比較的早期の段階で小さくなってくるため、皮膚が敏感な方でも安心して治療を受けていただくことが出来ます。

他の治療法と併用が可能

他の治療方法と併用していくことによって、治りがより早くなります。

副作用について

ナローバンドUVBはほかの紫外線療法よりも副作用が少ないと考えられています。主な副作用として皮膚の赤味、色素沈着(日焼け)、ほてり、刺激感などがまれに起こることがあります。欧米や日本における長期の研究結果から、発がん性の心配はまずないことが確認されています。当院では患者様の診察をしっかりと行い、極力副作用が出ない形で治療を行っていきます。また、治療中は目への影響を避けるため、紫外線カットゴーグルを着用していただきます。