「みずいぼ」について

2018年04月24日

「みずいぼ」は正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)といい、ウイルスによる感染症です。子供に多く、人から人へ感染するのでしばしば学校や園のプールなどで問題となりますが、必ずしも治療が必要なわけではありません。

症  状: 「みずいぼ」の特徴は、光沢のある、白からピンク色の粟粒程の大きさの丘疹で、全身のどこにでもできます。大きなものは中心にくぼみがみられます。通常は半年から2年程で免疫が出来て自然に治りますが、乾燥肌やアトピー性皮膚炎があると広がりやすく治りにくい傾向があります。

原  因: 伝染性軟属腫ウイルスが皮膚に感染しておこります。「接触感染」なので肌と肌の接触だけでなく、タオルやビート板を介してもうつることがあります。ただし、プールやお風呂の水でうつることはありません。

治  療: 6か月から2年の間に自然治癒するので、必ず治療が必要なわけではありません。私個人の意見としては、数が少なく(10個以下)増える傾向やかゆみが無ければ、放置して様子をみてよいと思います。ただし、乾燥肌やアトピー性皮膚炎のように皮膚が弱い場合はかゆみが強くなったり数がどんどん増えることがあるので治療をお勧めします。

治療は麻酔テープを1~2時間貼った後に専用のピンセットでイボを除去する軟属腫摘除術が一般的です。麻酔が十分に効いていれば痛みはほとんどありませんが、円滑に治療を行うためには患児をリラックスさせて恐怖を取り除く工夫も必要です。その他の治療として液体窒素による凍結療法、硝酸銀ゲル塗布法、スピール膏貼付法などがあります。
治療するかどうかは学校や園、保護者、医師とよく相談してから方針を決めたほうがいいでしょう。